お知らせ
こんにちは!
フォトグラファーの浅野です。
先日2025年の成人式が行われました。
今年も多くの成人の皆様のお支度をさせて頂きました。
2026年の成人式もたくさんの成人の皆様にお会いできるのが楽しみです。
今回は改めて成人式の歴史をご紹介します。
成人式の歴史
2022年4月から法律で成人が20歳から18歳に引き下げられました。
それまで20歳の成人の節目の記念として親しまれてきた成人式。
今でも20歳の節目の記念の催事としてハタチの集いなどに名前を変えて存在しています。
では、なぜ成人式は行われるようになったのでしょうか?
そしてなぜ晴れ着(振袖・袴)を着用する行事になったのか知ってるようで知らない成人式の歴史について深堀していきます。
成人式とは
成人式は、日本独自の文化的行事であり、20歳に達したことを祝う国民的な式典です。
世界各国でも成人を迎えるための儀式や祝祭が存在しますが、日本の成人式はその形式や意義において特徴的です。
この文章では、日本の成人式と世界の成人式の違い、そしてこの行事に対する本人、親、祖父母の思いや願いを掘り下げていきます。
日本の成人式と世界の成人式
日本の成人式は、新ハタチが社会的な成人を迎える節目として、その責任と自覚を促す意味合いを持ちます。
この日、新成人は晴れ着を身にまとい、成人の挨拶を交わし、地域社会や家族からの激励を受けるという形式をとります。
特に、女性が振袖や男性が袴を着用することは、日本の伝統的な美意識を反映したものです。
世界に目を向けると、例えばアメリカでは成人の節目は21歳に設定されており、「成人の日」のような国民的な祝日は存在しません。
成人を祝う行事としては、18歳または21歳の誕生日パーティが個人的に行われることが一般的です。
また、ユダヤ教のバル・ミツワやバト・ミツワは、12歳または13歳で宗教的に成人と見なされ、コミュニティ内で式典が行われます。
成人式に対する思い
本人の思い
新成人にとって、成人式は自身の成長を実感する大切な機会です。
多くの若者にとっては、自己表現の場でもあり、友人や同級生と再会し、共に成長を喜び合う時間となります。
また、社会の一員としての自覚と責任を新たにする重要な節目であり、将来に対する抱負や希望を新たにする機会ともなります。
親の思い
親にとって成人式は、子どもが一人前の社会人として歩み始める瞬間を祝福する行事です。
子どもの成長と独立を実感するとともに、これまでの育児の苦労や喜びを振り返る機会でもあります。
多くの親は、子どもへの愛情と、これからの人生での幸せと成功を願いながら、成人式を迎えます。
祖父母の思い
祖父母にとって、孫の成人式は家族の歴史の中で重要な瞬間の一つです。
自身の子どもたちが成人した時のことを思い出し、世代を超えた家族の絆を感じる機会となります。
また、孫の成長を見守る喜びとともに、家族の伝統や価値観を次世代に引き継ぐことの重要性を再認識します。
日本の成人式は、単なる年齢の節目を迎える行事を超え、個人の成長、家族の絆、社会への参画という深い意味を持っています。
世界の様々な成人を祝う儀式と比較しても、その文化的な背景や参加者の心情において独特の位置を占めています。
本人、親、祖父母それぞれが成人式に寄せる思いや願いは、この行事が持つ多層的な価値を反映しています。
成人式は、過去と現在、そして未来をつなぐ日本の重要な文化的行事と言えるでしょう。
この文章は成人式という節目に対する深い理解と、それを迎える人々の心情を綴ったものです。
世界の成人式との比較を通じて、日本独自の成人式の意義を浮き彫りにし、本人、親、祖父母のそれぞれの視点から成人式に対する深い思いを紡ぎ出しました。
成人式の始まり
成人式は、日本における重要な通過儀礼の一つで、若者が成人として社会に一歩を踏み出す節目を祝う行事です。
この儀式は、日本の長い歴史の中で進化し、現代の成人式の形に至るまで、多くの変遷を経てきました。
成人式の起源
成人式の起源をたどると、古代日本にまでさかのぼります。平安時代には、「元服」と呼ばれる成年式がありました。
これは、貴族の子どもが成人に達したことを社会に示す儀式で、男子は髪を結い上げる「冠」と呼ばれる成人の証を授けられ、女子は特定の装束を纏うことで成人と認められました。
しかし、この元服は貴族社会に限られたものであり、一般庶民には広まっていませんでした。
近代成人式の誕生
近代的な意味での成人式が誕生したのは、1946年のことです。
第二次世界大戦後の混乱期において、戦争で多くの命が失われ、国が荒廃した中で、若者たちに希望を持ってもらうこと、そして新たな日本を築くための責任感を持ってもらう目的で、東京都世田谷区で最初の成人式が開催されました。
この時の成人式は、現在に繋がる新成人を祝う国民的な行事の始まりとなります。
法的な位置づけ
1948年には、政府が「成年式奨励令」を発令し、全国的に成人式の開催を推奨しました。
そして、2000年には「成人の日」が1月の第二月曜日に移動し、現在に至るまで成人式はこの日に行われています。
このようにして、成人式は若者の成人を祝う国の伝統行事として、法的な位置づけも確立されました。
成人式の意義
成人式は、単に年齢的に成人に達したことを祝うだけでなく、若者自身が社会の一員としての責任と自覚を持つこと、そして家族や地域社会からの激励を受け、新たな人生のスタートを切ることの重要性を示しています。
また、成人式は家族にとっても、子どもの成長を祝い、未来への期待を新たにする機会となっています。
成人式は、歴史的な背景と文化的な意義を持つ日本独自の行事です。
古代の元服から始まり、戦後の混乱期を経て、現代における成人の日として確立された成人式は、若者たちにとって人生の大切な節目であり、彼らが社会に出ていくための門出を祝う意味深い行事です。
その歴史を知ることは、成人式が持つ深い価値を理解する上で非常に重要です。
なぜ晴れ着?
成人式に振袖を着る習慣は、日本の伝統的な成人の節目を祝う行事に深く根付いています。
この風習は、日本の文化や歴史、そして社会の変遷と密接に関連しており、現代の成人式で女性たちが振袖を選ぶ理由には、多くの背景が存在します。
振袖の歴史
振袖は、袖が長く体を華やかに飾る女性の正装として、古くから日本の礼装として用いられてきました。
もともとは、貴族の女性たちが着用していた衣装であり、時代が下るにつれて庶民にも広がりました。
振袖という名前の由来は、袖が長く「振る」ことができることからきており、若い女性の成長と美しさを象徴する衣装とされ、厄除けの意味もあります。
成人式と振袖の関係
現代の成人式で振袖が着用されるようになったのは、戦後の日本が迎えた新しい時代の象徴としての役割もあります。
第二次世界大戦後、1946年に最初の成人式が行われた時、日本は文化的な復興を求めており、若者たちに希望と勇気を与える目的で、伝統的な衣装を身にまとうことが奨励されました。
振袖は、そうした文化復興の流れの中で、新成人の女性が選ぶ衣装として定着していったのです。
振袖が持つ意味
振袖を成人式で着用することは、単に伝統的な衣装を纏うという以上の意味を持ちます。
それは、新たな成人として社会に一歩を踏み出す若者たちが、自らの成長を誇り、未来への希望を示す行為とも言えるでしょう。
また、家族にとっても、娘が成人を迎える大切な瞬間を祝い、記念する手段となっています。
振袖を通じて、家族の絆が深まることも、この習慣が持つ大きな価値の一つです。
現代における振袖の役割
時代が変わっても、成人式で振袖を着ることの意義は変わりません。
ただし、現代ではデザインや色合いも多様化し、若者たちの個性を表現する手段としても振袖が選ばれています。
社会が変化し続ける中で、振袖は伝統を守りながらも新しい価値を創造していると言えるでしょう。
成人式に振袖を着る習慣は、日本の伝統文化と現代の若者たちの希望が融合した象徴的な風習です。
振袖一つ一つに込められた思いや願いは、新成人の門出を華やかに彩り、未来への期待を高めます。
これからも、振袖は日本文化の代表として、継承されていくでしょう
まとめ
いかがだったでしょうか?
成人式の始まりや歴史を知れば、ただもお祝いではなく意味を持った行事になりますよね
また成人式は、本人だけの式ではなく今まで関わってきた人への式でもあります
もちろん当日いろんな理由で参加を見合わせたり、少し前の時の様に伝染病などで式自体が延期や小規模化されたりと何が起きるのが分からないです
ただ、振袖や袴を着用した事に20歳という節目を迎えられた事実に感謝していきたいものです
この記事を書いた人
可児市にある、スタジオ内、屋外ロケーションのどちらでもブライダル・成人式・七五三・お宮参りのハイクオリティな前撮りを撮影します。衣装レンタルだけでもご相談ください。
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